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2012.02.08 *Wed*
愛証 -chapter3-3-
妄想の神が私に何かを授けたようで、違うお話しが頭の中に・・・| ̄ω ̄A;アセアセ
消えないうちにプロット立てたいんですが、今の私は「愛証」だけで いっぱいいっぱい・・・ しかしまたしても妄想の神が囁くのです。 「You両方書いちゃいなYO!!」 って。 途中に挟まったらごめんなさい(´・ω・`) ↓↓続きからどうぞ♪↓↓ 少々寝不足で迎えた次の日のリハ、おれとのだめ、そしてオケの初合わせだ。 今までの経験を充分活かして、満足いく演奏がしたい。 指揮台にスコアを乗せて、コンマスと軽い打ち合わせをしている時だった。 「おはようございマス・・・」 挨拶しながら現れたのだめの顔色はとても酷く青ざめていて 明らかに体調の悪さを物語っている。 「おい、大丈夫か?」 思わず額に手を当てる。熱はなさそうだ。 「だ・・大丈夫デス。練習しすぎて寝不足なだけデス。」 おれの手をそっと外して、弱弱しく笑う。 さ、時間無くなりますヨ。と、おれ達を促してピアノに座る。 コンマスとおれは顔を見合わせながらものだめの言葉に従い自分たちの持ち場に就いた。 「では最初から、一度通します。」 おれは一言声を掛けてタクトを振り上げた。 管弦楽で始まる重厚で壮大な序奏、そして甘美で切ない第一主題。 ピアノが始まるまでの約4分間、オケは消え入りそうになったかと思うと 再び大合奏でピアノを迎える。 さぁ、いよいよピアノパート。 シュトレーゼマンの時はめちゃくちゃな出だしだったけど、今度は・・? ピアノの登場はホ短調の和音のフォルテシモ。 そしてピアニスティックに装飾された第一主題と続く。 すごい・・・ あの時とはまるで違う。背筋に冷や汗が吹き出そうだ。 ホ短調からロ短調へと変化し、そこからの華やかなパッセージも情緒豊かに弾きあげる。 続くホ長調の第二主題、長い旋律は表情を移ろわせているが そこも的確に捕えた説得力のある演奏。 のだめのピアノにオケが引きずり込まれる。 元々ピアノが濃厚な分、オケパートが薄いこの曲は一歩間違えると ピアノだけの曲のような印象になってしまう。 「のだめ!ピアノ走らせすぎだ!」 オケを導き、のだめを抑え込まなければ破綻してしまう。 オケが「オマケ」にならないよう、ピアノに寄り添わせようと タクトを振る。 オケの中間奏に差し掛かった時、横目でピアノの方を見た。 相変わらず尖った唇、鍵盤の上を飛んだり跳ねたりする指。 きっとこの公演は成功する。 おれはそう確信していた。その瞬間 後ろでどさっという音とともに何かが倒れた気配がした。 視界に入ったのは、のだめ愛用のワンピースの裾。 力なく放り出された腕は宙に円を描いて鍵盤の上から床に滑り落ちる。 「危ない!」 とっさに抱きかかえて、体全体が床に落ちるのだけは防げた。 が、本人はぐったりと力なくおれの腕の中で意識を失ったまま。 「のだめ・・・のだめ!!」 騒然となる会場、袖で控えていたオリバーが慌ててこちらに走ってくる。 「車を用意するから、チアキ連れてきて!」 言うが早いか、オリバーは駐車場へと向かっていった。 抱き上げて、オリバーの後を追おうとしたとき、後ろから肩を捉まれ 少々イライラした気持ちで振り返る。 「誰だ!今忙しいんだ!」 「・・・それが、久しぶりに会う師匠に言うセリフですか?」 そこには、数年ぶりにあう師匠、マエストロ・シュトレーゼマン。 「あ・・・あなたが何故ここに・・・」 おれの問いが耳に入らないかのように、マエストロはのだめに話しかける。 「のだめチャン、立てますか?」 腕の中で、ゆっくり頷く感触。どうやら目が覚めたようだ。 「センパイ・・・大丈夫デス・・・ちょっと貧血起こしただけですから」 そう言って顔を上げる。会場に来たときよりもさらに青白い顔。 ちょっとじゃねーだろ。これ・・・ おれが呆然としていると、マエストロはのだめの手をとりおれの腕の中から ひっぱりだして、自分の腕に捉まらせると腰を抱いて歩き始めた。 「皆さ~ん、のだめチャンは体調が悪いので私が病院に連れて行ってきます♪ 練習してて下さいね☆」 ニコニコと笑いながら、それでも口出しさせぬ強い口調で告げて その場を立ち去っていく。 おれはその後姿を見送るしかなかった。 「ねぇ・・・やっぱりあの噂、本当かしら?!」 「しっ!聞こえたらどうするんだ!!ただの噂だろ?」 「だって・・・彼女前回の公演のときも倒れたって・・・」 「おれも、その噂聞いたことある。実際に目にすると・・・信じちゃうな・・・」 ざわざわする団員達の仲から聞こえてくる言葉に、耳を欹てる。 のだめが前回も倒れた? どこか悪いのだろうか・・・ 確かに今日は顔色が悪かったし、前より痩せた気がする。 「不治の病で、余命1年だって・・・」 おれは、自分の耳がいいことをこの時ほど恨んだことは無かった・・・。 ↓ランキング参加しております☆ にほんブログ村 COMMENTComment FormTRACKBACKTrackBack List拍手お礼文はこちらから☆↓ポチッとしてください。
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Author:睦月聖羅
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